レンタルサーバーに音声やPDFをアップロードする方法
レンタルサーバーって、独自ドメインでのブログやホームページを公開するためのモノだと思っていませんか?
サーバーがあれば自分が録音した音声を公開したり、自作のPDF形式のオリジナルレポートを公開する事ができます。もちろんブログやメルマガ、各種SNSを活用すれば音声やレポートを無料で配る事も可能です。
今、WEB界隈では “コンテンツマーケティング!コンテンツマーケティング!” という言葉がまるで呪文のように聞かれますが、よくある間違いに一つに、“コンテンツマーケティング=ひたすらブログ記事の更新” という認識があります。
間違ってはいないですが、記事更新が全てではありません。『コンテンツ=価値の提供』です。ブログはあくまでコンテンツの一部にしか過ぎません。音声を通じての価値提供。オリジナルレポートを作成しての価値提供。これらも立派な価値提供=コンテンツマーケティングです。
特に2015年は様々な分野でメディアサイト・オウンドメディアが話題になりましたが、今後一層、その競争は激しくなると思います。ブログやメディアサイト運営という枠にとらわれず、音声やPDFファイルなど持てる資源を全て活用する事が、今後ライバルとの差別化を図る一番のポイントです。
Contents
1. サーバーにファイルをアップロードする事でできる事。
今回は『音声ファイル』『PDFファイル』これらの2つのデータに焦点を絞り解説していきます。動画の場合はYoutubeがを利用するのが一番良いですからね。
実際に音声・PDFをサーバーにアップロードする事によりビジネスにどのように活かす事ができるのか?まずは基本の活用方法として有料・無料の2つのパターンを考えてみます。
1-1. URLを取得する事ができる
サーバーに音声ファイルやPDFデータをアップロードすると、URLを取得する事ができます。
たとえば『http://example.com』というドメインを持っていたとして、
『seminar.mp3』という過去に開催したセミナーの音声ファイルをサーバーにアップロードした場合、
⇒『http://example.com/seminar.mp3』
という形で音声ファイルのURLを取得する事ができます。このURLを知ってる人がクリックすれば、それだけでアップロードしたセミナー音声を誰でも聞く事ができます。
1-2. 有料で活用する場合
もし音声ファイルやPDFファイルを何とか有料化したい場合、そのファイルをパッケージ化して販売する事ができます。『 文字<音声<映像 』の順番で情報量が多くなり、その分付加価値を加える事が可能です。
なのでPDFでレジュメを作成し、それに沿って音声でセミナーをする事だけでも一つの立派な商品になりますし、Youtubeで映像としてセミナーを開催し、それを音声ファイルとしても配布し、さらにPDFでの文字起こししてレポート形式でお送りする事もできます。
この場合映像でガッツリ何度も復習できるし、音声ファイルなら移動中にでも何度でもリピート再生して復習できるし、PDFであればスマホやパソコンからいつでもサクッとレポートを通じ復習する事ができます。
PayPal等の決済サービスを利用すれば、今では誰でもすぐにネットを通じて商品を販売する事ができます。活用方法は無限大です。
1-3. 無料で活用する場合
何も全てを有料化する必要はありません。ブログやメルマガで音声やレポートを公開するだけで、文字では表現しきれない、より多くの情報を伝える事ができます。
無料でPDFで作成したレポート等を送ればいつも以上に価値を持たせる事ができるし、いつもブログやメルマガを見ているだけの場合でも、音声での自己紹介を聞いたらそれだけで一気に距離は縮まります。なのでただ有料化して販売するだけでなく、無料コンテンツとしての活用方法も無限大です。
2. ファイルのアップロード方法
まずは画像の右上の枠内の赤枠の通り、アップロードしたいサーバーのドメインをダブルクリックすると右下の枠にそのサーバー内のファイルが表示されます。
表示されたら『public_html』(エックスサーバーの場合。)のフォルダをダブルクリックし、そのファイル内にデータをアップロードする事により、公開する事ができます。(URLが生成されます。)
それが以下の画像です↓
画面左の自分のPC画面から、画面右のサーバー画面でアップロードしたい先を選択し、ファイルをそのままドラッグ&ドロップ。
それだけでファイルをサーバー上にアップロードする事ができます。
具体的にはこの場合、
『seminar.pdf』というセミナー内容をまとめたPDFレポートを、
『http://example.com』というドメイン内の新規に作成した『test』というフォルダにアップロードしてみました。(アッロードといっても、ドラッグドロップしてファイルを移動させただけです。)
そうなるとURLはどうなるのか?
『http://example.com/test/seminar.pdf』
というのが今回アップロードしたPDFファイルのURLになります。
(※ example.comというのは、仮のドメインです。)
このように、アップロードしたフォルダ先と、アップロードしたファイル名のそのままがURLになります。なので管理のしやすさや、お客様が分かりやすいファイル名にする事が重要です。もちろん、ファイル名は日本語を使わず、英数字にして下さい。
あとはこのURLをブログやメルマガ、各SNSに掲載する事で、クリックすれば誰でも音声やPDFを見る事ができるようになります。
PDFファイルの作成方法
ブログやメルマガも重要ですが、PDFでのレポート形式にする事により、さらに付加価値を高める事が重要です。
PDFファイルの作成方法は以下の記事でまとめておりますので、まだPDFの作成方法等が分からない場合は以下の記事をご参照下さい。
音声ファイル作成の注意点
今ではスマホの無料アプリで音声を録音する事ができます。言うなれば、コンテンツも作り放題ですね。すごい時代です。
数千円程度で録音に特化したICレコーダーを買う事もできます。今はとても薄くなっていたり、ペン型になっていたりと様々なデザインのICレコーダーがあるので、色々家電量販店で見比べてみるのも良いかもしれません。
・音声録音のコツ
クォリティの高い音声を撮るには、ICレコーダータイプより、若干値段は高くなりますが、ピンマイク式の方がノイズも少なく良い音声が撮れます。なのでセミナーや配布目的のモノはできる限り良い音質で編集したいものです。
・音声録音の失敗例
これは僕が実際に過去に失敗した例なのですが、音声を録音しようとカラオケボックスに一人で言ったのですが、今はICレコーダーもとても性能がよりので、隣の部屋や隣の隣の部屋の音声や歌声をモロに拾ってしまうんですよね。
1時間ぐらいかけて結構気合いを入れて撮った音声が、帰ってさぁこれから編集しよう。と思って聞いたら終始ご近所のBGMと歌声が入ってて全然自分の声に集中できない訳です。
なので本当に重要な音声を撮る時は、防音ルームを活用したり、もしくは一回短く試してみて、確認してから本番に移る事をおすすめします。
まとめ
僕も最初はサーバーなんて訳分からなかったし、FTPソフトなんて単語自体、聞いた事がなかった訳です。
しかし、インターネットを活用してビジネスを行う場合、ファイルのアップロード等の基本的な知識は必須だと僕は考えます。一度実際に作業すればすぐに理解できるし、理解してからこのような基礎的な作業は外注さんだったり、スタッフさんに任せれば良いですからね。
これから更に時代の情報化は進むので、様々な角度から情報を発信し、コンテンツマーケティングを実践する事が需要です。ぜひファイルのやりとりぐらいはできるようになる事をおすすめします。
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