WordPressのパーマリンク設定方法【SEO対策】
パーマリンク、意識してますか?
ブログやウェブサイトを運営していると、パーマリンクには毎日触れ合う事になると思います。
パーマリンクの設定って、一見地味な作業に感じてしまいますが、実は結構重要な要素です。SEOにも直接関わる要素ですし、ソーシャルメディアでのシェア率にも影響を及ぼします。
今回は理想的なパーマリンクの設定方法について解説します。
Contents
パーマリンクとは?
パーマリンクとは、ブログやウェブサイトの個別記事のURLの事です。僕のサイトの場合ですとココですね↓
検索エンジンを利用した時にも、このように表示されます↓
検索結果に記事タイトルと一緒に表示されるという事は、パーマリンクはそれなりに重要なパーツであるということが、ご理解頂けると思います。
パーマリンク設定3つの推奨パターン
パーマリンクを設定する場合には、以下の3つの設定方法を推奨しています。
1、カテゴリ+個別設定
2、個別設定
3、数字
1から順番に、優先順位が高いと考えて頂いて結構です。
それでは『旅行の時に一眼レフでとったキレイな風景の写真を、WordPressのヘッダー画像に設定してみよう!』という記事を書く事を前提に、説明を進めて行きます。
(※ヘッダー画像=ブログやウェブサイトのトップ画面の顔となる画像。)
1、カテゴリ+個別設定パターン(※理想)
『http://jisedai-lab.com/wordpress/header-photo/』
カテゴリ+個別設定パターンの場合ですと、このように設定します。
http://jisedai-lab.com/ ⇒ この部分は僕のサイトのURLです。
WordPress/ ⇒ この部分がカテゴリになります。
header-photo/ ⇒ この部分がヘッダー写真を表します。
まず『wordpress』というカテゴリを入れる事で、この記事はWordPressについて書かれている記事であるという事が理解できます。
そして『header-photo』という文字を入力する事により、この記事はヘッダーの設定と写真について書かれている事が分かります。このようにできる限り意味を持たせる事が重要です。細かな理由はあとでまた詳しく解説します。
2、個別設定パターン(※一番推奨)
『http://jisedai-lab.com/header-photo/』
個別設定パターンでは、ドメインの下に直接パーマリンクを設定してしまいます。
可能であれば上記のカテゴリ+個別設定で設定する方が良いのですが、僕はこのシンプルな個別設定パターンを一番推奨します。
3、数字パターン(※管理に一番適している)
『http://jisedai-lab.com/13746/』
数字パターンでは、細かな文字列を設定せず、そのまま数字で管理してしまいます。
特に大手のキュレーションサイトなどでは、1日に何記事も更新しますし、千単位で記事が入ってる事も多いです。なのでその場合はシンプルに数字で管理した方が、管理面でとても効率化されると思います。
重要なのは、方針を決めたら一貫してその方法を貫くという事ですね。
なぜ、個別設定パターンを推奨するのか?
なぜ理想は『カテゴリ+個別設定パターン』なのに、僕は『個別設定パターン』を推奨する理由。それは時代は常に変化するからです。
メディアの規模が大きくなれば、方向転換する事もあるだろうし、そのカテゴリ自体が時代遅れの情報になってしまう事もあります。今はとても時代の流れが早いですからね。
ここでパーマリンクにカテゴリを挿入してしまうと、カテゴリの整理ができなくなってしまうんですよ。例えばFacebookというカテゴリULRが入った記事を、WordPressのカテゴリに移動してしまったら違和感がありますからね。もちろん、リダイレクトというワザがあり、後からパーマリンクを変更する事も可能なのですが、とても手間が掛かります。
なので余程の自信がある時以外は、パーマリンクにカテゴリを挿入せず、個別の記事ごとにシンプルに設定するのが一番応用を効かす事ができます。
パーマリンクが重要である3つの理由
なぜパーマリンクにここまでこだわる必要があるのか?それには3つの理由があります。
理由1)SEO効果
理由2)ソーシャルシェア
理由3)アクセスアップ
理由1)SEO効果
今では検索エンジンは、パーマリンクの文字列をしっかりと認識する事ができます。
例えばWordPressの無料テーマで好評のSTINGERですが、最新バージョンである『STINGER6 インストール』で検索すると僕のサイトが表示されます。
ここで赤線を見て欲しいのですが、『stinger』の部分が太字になっているんですよね。これって画像の通り、検索エンジンに入力したうスティンガーという検索ワードと、記事のパーマリンクを双方に認識しているという事です。
なのでパーマリンクに文字列を入れる事により、検索エンジンに記事の特性をアピールする事ができるし、もちろん視覚的に検索者にとっても分かりやすいので、ユーザビリティ(顧客利便性)も向上します。
理由2)ソーシャルシェア
パーマリンクが短いと、ソーシャル空間でのシェア率も向上します。
だって、例えば『http://jisedai-lab.com/guii89g89vuj%o0%vjdk%vv98e8rr%%rjfkui%i%fvkjve88778f%vif』このようなURLの記事を、Twitterで拡散しますか?って話です。意味が分からないし、何か不気味ですよね。(自動的に短縮されるとは思いますが。)
けど、『http://jisedai-lab.com/wordpress』だったら、”このワードプレスの記事、とても参考になったよ!” って、気軽にシェアする事ができると思います。なのでパーマリンクにも気を配る事により、ソーシャル空間でのシェア率の向上も見込めます。
理由3)アクセスアップ
長いパーマリンクより、短いパーマリンクの方が17%ぐらい検索エンジンでクリック率が上昇するというデータが、ヨーロッパの広告会社より発表されていました。(※ソースを失念してしまい、提示できないのが恐縮なのですが。。。)
どうゆう事かと言うと、例えば長いパーマリンクだと、
(仮に以下の画像が赤枠の長さぐらい長いパーマリンクだと仮定して。)
このようにパーマリンクに視点が集中してしまい、記事タイトルに目が行かないという事です。
逆に短いパーマリンクですと、
このようにパーマリンクよりも、サイトタイトルの方に視点が集中するので、クリック率が上昇するという理屈です。特にライバルのパーマリンクがゴチャゴチャしていたら、余計に目立ってクリックされる確率は高まるでしょう。検索エンジンでクリックされるという事は、そのままアクセスに直結しますからね。
と、このように、
・SEO効果
・ソーシャルシェア
・アクセスアップ
上記3つの理由から、パーマリンクの設定はとても重要であるという事です。
パーマリンクの設定方法
それではパーマリンクの設定方法です。
WordPress管理画面から、『設定』⇒『パーマリンク設定』をクリック。『カスタム構造』を選択し、『 /%postname%/ 』を入力。もしカテゴリ+個別設定を指定した場合は、『/%category%/%postname%/』を入力すればOKです。
設定が終わったら、『変更を保存』をクリックし、保存しましょう。
そうするとWordPressの記事投稿画面で、パーマリンクを指定できるようになります。
パーマリンク部分に文字列を入力し、『OK』をクリックで設定完了です。
WordPressでの最適な記事投稿方法は、以下の記事を参考にして下さい。
パーマリンクは、WordPress運用前に設定しよう
WordPressを導入したら、ぜひパーマリンクは記事を投稿する前に設定しましょう。
ドメインエイジという言葉がある通り、基本的には長く運用されているURLの方がSEO的に有利に働きます。それは個別記事でも同様です。なので同じ記事でもURLを変更してしまうと、またイチからのスタートになってしまいます。
それにパーマリンクを途中で変更してしまうと、FacebookやTwitterでのシェア数などもリセットされてしまいます。
ですので、記事投稿する前にパーマリンク設定は終わらせる必要があるのです。
すでに運用を始めているのですが…
もしすでにブログやメディアサイトを運営している場合は、主に2つの対応方法が考えられます。
1)今から最適化する
過去の投稿はそのままにしておいて、これからの投稿で最適化していきます。過去に投稿した分はそれはそれでしっかりと資産になっているのでそのままにしておき、ここから心新たにスタートしましょう。
2)リダイレクトを利用する
301リダイレクトという言葉があり、過去のULRから新しいURLへアクセスを飛ばす事ができます。リダイレクトをかけた場合は、ソーシャルでのシェア数なんかもちゃんと惹き継いでくれます。
設定に若干の手間がかかりますが、プラグインなんかもあるのでそちらを利用すれば作業が楽になるかもしれません。
パーマリンク設定の2つのコツ
それでは最後に、復習も兼ねてパーマリンクを設定する時の2つのコツをご紹介します。
コツ1)キーワードを入れよう
先ほども言った通り、検索エンジンはパーマリンクの文字を認識しますので、記事に合ったキーワードを入れましょう。例えば、
ダイエットであれば『diet』
ブログであれば『blog』
ブログタイトルを決めるコツを特集した記事であれば『blog-title』など、キーワードを入れるのが一つ目のコツです。
コツ2)短く、シンプルに。
こちらも先ほど言った通り、短いほどクリック率が上昇し、ソーシャルで拡散される可能性も高まります。キーワードを入れる事を意識するとどうしても長くなりがちですが、できる限りシンプルにまとめる事が重要です。
まとめ
パーマリンクの設定って、結構細かい作業ですよね。
そもそも僕は最初にサイトを立ち上げた時、パーマリンクという存在すら知らなかったので初期状態のテキトーな文字列のまま記事を公開していました。
けどこの細かな作業ってサイトを運営する上で結構重要で、例えば記事が100記事200記事と増えて行った場合、パーマリンクをちゃんと設定するだけで相当数アクセスが上昇する事が想像できると思います。
特に100万PVとかを越えてくるとなると、パーマリンク最適化によるSEO効果やクリック率の上昇、SNSでの拡散を考えると、恐らく “万” 単位でアクセス数が変わってくると思うんですよね。
なのでパーマリンク設定は細かな作業にはなってしまいますが、毎度数秒、もしくは数十秒あれば設定できるものです。
これを機に、ぜひパーマリンクにも気を配る事をおすすめします。
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