ランディングページの目的とは?有料・無料と活用方法を事例付きで解説
ランディングページの目的。
それはこちらが提供したいオファーを訪問者さんに投げかけ、納得してもらい、オファーを成約に結びつけることです。
そのオファーというのは、決して有料である必要はありません。
例えば無料のメルマガ登録も立派なオファーですし、無料の資料請求などもオファーですし、記事が面白かったらシェアしてね!これも立派なオファーです。
もちろん、記事のシェア・拡散のためだけにわざわざランディングページを作成するのは、コスト的に現実的ではないですが、有料・無料問わずこちらが提供したサービスや商品の成約・登録に結びつける。これがランディングページの目的です。
成約率を上げるためにランディングページが必要な主たるオファーについて、有料・無料ともに具体的に解説してみたいと思います。
ランディングページが何なのかイマイチ分からない場合は、ランディングページとは何か?をご参照下さい。
Contents
1. 無料オファー
まずはランディングページでの無料オファーの事例を解説します。
1-1. メルマガ登録
メルマガ読者さんを増やしたい場合は、
必ずランディングページを作る事をおすすめします。
格段に登録率が上がるからです。
そこそこアクセスがあったとしても、
記事下に、『メルマガやってます!』とか、
サイドバーに『メルマガ登録はコチラ!』等で告知しても、
ほとんど登録される事はありません。
なのでしっかりと、メルマガ登録専用のランディングページを作りましょう。
一度反応の取れるランディングページを作れば、
各種広告に出稿する事もできるので、
選択肢も広がります
1-2. 資料請求・無料見積もり
資料請求や無料の見積もりをオファーする場合にも、必ず専用のランディングページを作成しましょう。
資料請求・見積もりの目的は、『顧客情報の取得』です。しかも資料請求や見積もりとなると、各種資料を送り返さなければいけないので、名前以外にも、住所や電話番号等、とても濃い情報を取得する事が可能です。
これはメールアドレスだけの情報よりも、はるかに価値のある情報です。
・名前
・メールアドレス
・住所
・電話番号
・etc…
と、入力項目が多ければ多いほど、顧客情報としての価値は高まりますが、登録率が下がります。
ですので、それを入力する手間や心理障壁を上回るメリットを提示する事が重要です。
1-3. 無料会員登録
無料会員登録も、とても有効な戦略です。
さらに濃いファンになってもらえるのと同時に、お客様のメールアドレス等を取得する事ができるので、いつでもメール1通でお客様にアプローチする事が可能です。
(某オンラインショッピングモールのように、毎日スパムメールを送りつけてしまっては逆効果ですが。。。)
会員登録時に何かプレゼントを用意したり、会員専用の情報が見る事ができたりと、何かメリットを加えることが成約率を上げるポイントです。
以上、主に利用される無料案件を解説してきました。
続いて有料オファーについて解説します。
2. 有料オファー
有料オファーとなると、
ハードルは一気に高くなります。
なので有料オファーになると、
しっかりと計算してビジネスモデルを構築する必要があります。
2-1. お試し価格・初月無料
例えば月々3,000円の健康サプリメントを販売しているとしましょう。
なぜ彼らは、初月無料にしたり、
30日間の返金保障をつけることができるのでしょうか?
それはLTV(ライフタイムバリュー/生涯顧客価値)
でビジネスを行っているからです。
ではLTVとは何かというと、
例えば先ほどの3,000のサプリメント。
一度購入すると、お客様は平均して3ヶ月利用するという
データがあるとしましょう。
そうすると、1申し込みあたり、
3,000円×3ヶ月=9,000円と、
トータルで9,000円の売り上げを見込む事ができます。
これが、LTVです。
恐らく3000円のサプリメントであれば、
原価は数百円程度です
なので初月無料にしても、
例え返金率が10%あろうとも、
LTVが9,000円あるので、
送料や人件費を考慮しても、ちゃんと利益を出す事ができるのです。
なのでLTVでビジネスを考える事が
ビジネスで成功するための大きな秘訣です。
2-2. 衝動買いは3円まで
一般的に人が衝動買いする金額の上限は、
3万円までであると言われております。
3万を越えると、一気に冷静な判断が入ってしまうという事ですね。
なのでランディングページに広告等を利用して、
見ず知らずのアクセスを流す場合、
できる限り3万円以下に価格を設定する事をおすすめします。
3万円を越えると極端に成約率が下がるので、
広告費をペイできない可能性があります。
『じゃあ、10万円や20万円の高額商品を販売するときはどうすれば良いの?』
その場合は、1つプロセスを挟みましょう。
たとえば、無料メルマガ登録とか、無料会員登録とか。
まずは無料で自社のサービスを利用してもらい、
魅力を肌で実感してもらうのです。
無料セミナーや、低額セミナーを開催するのも良いですね。
これを、2STEPマーケティングと呼びます。
プロセスを一つはさむことで成約の母数は少なくなりますが、
トータルで考えると売り上げを最大化することができます。
なのでランディングページの使い方としては、
3万円以下(未満)の商品なら直接売る事ができる。
3万円以上の商品なら2STEPマーケティングを取り入れる。
これが目安の数値となるハズです。
2-3. ライ○ップは特殊事例
よく目にしますよね。
ネット上でのライ○ップの広告。
(僕が試しにサイトに訪問してしまったので、リタゲ広告で追いかけられている可能性が大ですが。。。)
『ライ○ップは一撃で30万円の高額商品をネット広告で販売してますよ!あれはなぜなんですか?』
と、もしかしたら思われるかもしれません。
あれは、特殊な事例です。
なぜならば、あのネット広告に至るまでに、
膨大な広告費を投入しているからです。
街を歩けばライ○ップ。タクシーのラッピング広告にもライ○ップ。
仕舞いには、テレビCMでもライ○ップ。
もう、国民的認知度と言っても過言ではないでしょう。
なのですでにネット上の広告に来る前に、
セールスは完了しているんですよね。
だから実は、現実世界を壮大に巻き込んだ
2STEPマーケティングを実践しているのです。
膨大な広告費を掛けて。
このようにマーケター視点で世の中を見れるようになれば、
一気にビジネス力を上げることが可能です。
まとめ
有料・無料と、ランディングページの活かし方を解説してきました。
ランディングページの目的は、提案、そしてオファーです。
今回解説した事例は、ほんの一部にしか過ぎません。
100のビジネスがあれば100通りの活用方法があるし、
100の業種があれば100通りの活用方法があるし、
100の商品があれば100通りの活用方法があります。
ランディングページはそれらのビジネスを入り口となる、
とても重要な部分です。
LTVやビジネスモデルも設計次第で、
ランディングページの成約率の10%増は、
売り上げを10%どころか場合によっては2倍、3倍と押し上げる可能性もあります。
ランディングページの成約率を最大かするには、
以下の記事を参考にしてみて下さい。
売れるランディングページ制作と同時に、
ビジネスモデルを見直してみる事も重要です。