三種の神器(キーワード選定)
もし、ブログやメディアサイトを活用してビジネス的な成果や収益を上げたいのであれば、記事タイトルのキーワード選定は本当に重要です。
なぜならば、検索エンジンからアクセスを呼び込むには記事のタイトルを検索者さんにクリックしてもらわなければならないからです。
しっかりとキーワード選定するかしないかで、後々大きくアクセス数に影響を及ぼします。
検索エンジンに関わらず、それはソーシャルメディアからのアクセス誘導の場合でも同じです。タイトルに魅力を持ってもらい、リンク(URL)をクリックしてもらわなければ運営サイトにアクセスを誘導する事はできないですからね。
月間PVが100万を越えるマンモスサイトの場合でも、一概には言えないですが平均して7割~8割ぐらいが検索エンジンからのアクセス流入になっています。
それほどまでに重要な記事タイトルのキーワードを選定するために必要な、3種の神器とも言えるツールをご紹介し、使い方を解説します。
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キーワード選定がいかに重要か
↑この画像は冗談です。
よく見てもらうと分かるのですが、フォントも若干違うし文字の色も違います。僕が勝手にキャプチャした検索結果の画像に自分のサイト風に文字をつけ足しただけです。しかし、このキーワード選定というのは本当に重要で、もしかしたらしっかりとキーワード選定をしていれば、このように検索エンジンで上位表示できる可能性もあります。
ブログやメディアサイトを運営するのであれば、本当にこれぐらいキーワード選定には気を配るべきです。
(※上記の冗談の画像の通り、『三種の神器』の単独キーワード検索で、Wikipediaの上位2つに並んで3番目にこの記事を表示させる事が、2016年の僕の目標です。)
それでは本題に入りましょう。キーワード選定三種の神器である、3つのツールの使い方をご紹介します。
神器1. Googleキーワードプランナー
1つ目の神器はGoogleキーワードプランナーです。
キーワードプランナーはGoogleが広告出稿主向けに送る無料のキーワード選定ツールです。まずはキーワードプランナーからワードをピックアップしましょう。
1-1. キーワードプランナーのログイン方法
まずは『キーワードプランナ―』でGoogle検索。
『AdWordsにログイン』をクリック。
お持ちのGoogleアカウントでログイン。
これがキーワードプランナ―のトップ画面です。続いて早速キーワードをピックアップしてみましょう。
1-2. キーワードプランナ―を用いたキーワードピックアップ方法
単体のキーワード情報を調べてみましょう。
トップ画面から『フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索』をクリック。試しに『ダイエット』のキーワードで検索してみましょう。
上のキーワード入力欄に『ダイエット』のキーワードを入力します。『ターゲット設定』では地域と言語を日本に設定します。設定が終了したら、『候補を取得』をクリック。これで検索結果が表示されます。
検索結果が出てきました。この画面から赤枠の『キーワード候補』をクリック。
これで『ダイエット』の単体キーワードの検索状況を把握する事ができます。検索順にキーワードを並べたい場合は、赤枠の『月間平均検索ボリューム』をクリックして下さい。
検索数が多い順に並び変える事ができました。ここから必要なキーワードをピックアップして、ブログやメディアサイトを構築していきます。
右上の『ダウンロードタブ』をクリックすると、パソコンにCSV形式で保存する事も可能です。
神器2. サジェストキーワードダウンロードツール
2つ目の神器は、サジェストダウンロードツールです。
サジェストとは、検索エンジンの検索窓のキーワードを打ち込んだ時に表示されるキーワード予測の事です。
比較的多く検索されるキーワードが表示されるのと、多くの人がサジェストキーワードをクリックして検索するので、ここの表示されるキーワードは比較的重要度が高いという傾向があります。
実際に僕もサジェストキーワードを活用して調べ物をする事があります。
ここでは2つの代表的なサジェストダウンロードツールをご紹介します。
2-1. goodkeyword
goodkeywordは、一番有名なサジェストツールです。各種プラットフォームのサジェストを検索できます。
試しに『ダイエット』のキーワードで検索してみましょう。
このようにズラっと検索候補のキーワードを確認する事ができます。ちなみに現在Yahoo!はGoogleの検索エンジンシステムを借りている状態ですので、GoogleとBing(Microsoft)のデータを確認できれば、日本の検索エンジンの96%ぐらいはカバーできている計算になります。サジェストに関しては、goodkeywordさえあれば事足りるという事です。
2-2. 関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
こちらの関連キーワード取得ツールでは、goodkeywordよりさらに細かくサジェストキーワードを検索する事ができます。
このようにズラ―ッと細かくサジェストキーワードを確認する事ができます。
ただ1つ欠点は、あまりに細か過ぎるという点です。これだけ量があれば、あまりアクセスの集まらないキーワードも含まれています。
例えば同じ2000文字のブログ記事を1記事書くとしても、1ヶ月に10回しか検索されないキーワードよりも、1ヶ月に1,000回検索されるキーワードで記事を書いた方が単純計算で、100倍のアクセスを見込める可能性があるという事です。(実際はこんな単純には事は進みませんが。)
あとこれだけ細かく記事を分けるとネタが被る事も多く、コピーコンテンツとして判断されてしまいSEO的にマイナスの評価を受けてしまう可能性もあるという事です。
なのでこの関連キーワード取得ツールは、キーワードプランナ―とgoodkeywordの補助的な役割で利用する事をおすすめします。
神器3. 雑誌
3つ目の神器は、雑誌です。
なぜツールではなく雑誌なのか?という話ですが、雑誌はマーケターやコピーライターの中では定番のリサーチ方法の一つだからです。
雑誌ってあんなに分厚くてカラーでクォリティが高く、今では超豪華な付録までついてる雑誌もあります。それなのに本体価格は数百円とかで販売している訳です。
あれって雑誌本体自体で利益を狙っているのではなく、雑誌内の広告募集で利益を得るビジネスモデルなのです。だから最悪雑誌自体は赤字でも、広告収入で利益を得られれば出版側は儲かるようになっています。
ここでお伝えしたいのは雑誌発行者の基本的なビジネスモデルではなく、“広告を出している側” です。
業種にもよりますが、基本的にはビジネスにおいて新規顧客獲得コストって1、2を争う負担になると言われております。それだけ広告費って高いんですよ。
しかし、それでも広告を出し続けられるという事は、広告費以上に利益を出しているという事です。という事は、広告を良く目にする業界って、基本的には儲かっている業界です。
本屋さんに行けばファッション雑誌なんて山のように積まれていますし、株式やFX系の投資雑誌も常に目に入る所に置いてあるのでこれらの業界は儲かるという事です。クレジットカードのポイント特集!!なんて雑誌も定期的に発売されていますよね。
実際にアフィリエイトの世界では、投資関連や金融系の案件は高額報酬という事で有名で、1成約あたりの報酬額が万を越える事もざらです。その分、競争が激しいですけどね。某大手メディアサイトなんかも、ファッションや女性向けの情報を発信して月間数百万PVを稼いでいますよね。
なので広告を良く目にする業界って、儲かる業界なのです。それと同様にブログやメディアサイトをビジネス目的で運営する場合も、このような広告が出ている業界を取り扱うと成果を残せる確率が高くなるという事です。
なのでキーワード選定をする時は、まずは自分の参入ジャンルの雑誌を見てみる事をおすすめします。雑誌が無かったとしても本をいくつか見てみたりして、業界特有のキーワードやお悩みをピックアップする事をおすすめします。ツールでは分からない以外な発見があるかもしれません。
本も雑誌も内容なあまりにニッチ過ぎるジャンルの場合は、しっかりと収益化できるかどうか再度考える必要もありますね。
ピックアップしたキーワードを形にする方法
ここまでキーワード選定・三種の神器について解説してきましたが、ただキーワードをピックアップするだけで終わりではありません。それらをしっかりとブログやメディアサイトに反映し、形にしなければなりません。
三種の神器を利用してピックアップしたお宝キーワードは、サイト設計図に落とし込み、しっかりとブログやメディアサイトという形でしっかりと具現化していきましょう。サイト設計図の詳しい作成方法につきましては、以下の記事でまとめています。
・コンテンツマーケティングを加速させるサイト設計図の作成方法
サイト作成の準備段階で、将来のアクセス数にとても大きな影響を及ぼします。ビジネス用途でブログやメディアサイトを運営する場合は、ぜひキーワードに気を配り、より良いコンテンツ作りに邁進しましょう。